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April 05, 2013

小さな後押しの大きな勝利

息子が言ってたんですね。

「僕たちが大人になったらまともな仕事になんかつけるのかな?」

確かに20代の半数が非正規社員、きょう隣に座っていたカップルの給与の話が自分のJW時代の週3日のものの半分から2分の3くらいと、これは本当に経済政策の失敗、失政としか言えないわけで。自分たちの子供の世代までに何とかまともな経済政策をしなければならないと思っていまして。

自分もまあ結構経済学はマクロ経済学の分厚い教科書を(マンキュー、クルーグマン、スティグリッツ、プランシャール)と読みましたね。そして、現在の経済政策のうち金融政策に大きな問題があること、これは現日銀副総裁の岩田先生が長い間孤軍奮闘して主張されてきたことですが、自分もまあそれが何とか理解できるようになってきて(岩田先生の本は出ると全部読みます、非常に硬骨漢な方ですね)。

もちろんお金で何でも解決できるわけじゃないけど、社会のインフラとしてまともな仕事のある経済環境って絶対に必要で、これはクルーグマンも強く主張してますよね。

で、自分で何をしたのかというといつものごとく、いつものように思い立ったら何とやらで経済学の先生に直接会いに行って「(ほとんど無関係の業界誌の)誌面提供しますから、日本を何とかするためにも業界のためにも何とかお願いしますよ」って頼んだんです。やさしい先生で即引き受けてくだすって。

そうしてアベノミクス(自分は安倍首相の政治の考え方は基本賛成しないが、この経済政策は賛同)が始まり、白川総裁の退任、そして黒田総裁、岩田副総裁とようやくまともなお二方が就かれ、そして今日の(昨日の)劇的とも言える政策決定会合の発表。その意味がなかなか伝えられないのが口惜しいですけれど。本当に歴史的な快挙なんですよ!自分もその一端に少しでも後押しできたのかなって。

[経済]“リフレ運動”雑感
 アベノミクス誕生に至るまで、それこそ膨大な試行錯誤・失敗の積み重ねが表でも裏でもあったはず。例えば「リフレ派」(正直、これってどう考えても便宜的w)に発言機会を継続して与えてくれた媒体(メディア)やそこで働く人たちの貢献はマックス大きい。テレビ、ラジオ、新聞で働く人たち、出版社の編集者たちやその経営者たち。
(上武大学 田中秀臣教授ブログ Economics Lovers Live ReF より)

こう書いていただけると(自分は入っているかって?いや勝手に入ってるって思ってます)ちょっとこそばゆいというか、そんな感じで本当に今日は良かった。
次の世代に良い社会を渡したいものですね。

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Comments

技術力もずいぶん失われていますから心配ですね
民間銀行が誠実に仕事するか、その力があるかも不安です

Posted by: 福田 | April 07, 2013 at 04:43 PM

そうですね、私も技術系の出版社にいるので心配な部分もあります。
でも統計を見る限り日本の潜在的なものは結構強固ですし、やはり基礎技術への投資と蓄積は短期的な誤魔化しではまねできないような気がします。
もちろんマクロで見れば技術力の流出がすべて悪になるわけではない(たとえば米国の自動車業界の低迷が必ずしもアメリカ経済すべてを悪化させたわけでなく、むしろ安くて性能の良い日本車を消費者が手に入れる可能性が広がった)、競争と交易は、個別の産業への影響はあっても、結局(生産者・消費者すべてを含めて考えると)皆を益する可能性も大きいと思います(これを「リカードゥの比較優位」と言って経済学のかなり基本的な考え方)。

Posted by: Ohya(秋本) | April 17, 2013 at 11:49 PM

技術は多いに交流されればいいとおもいます
多くの犠牲が知識となって進んだ技術もあるにせよ、むしろ、特許などという概念はセコイなあとさえおもえます
しかし、政治にせよ経済にせよ工学にせよ、技術というものは、行動によって身につく場合が殆どでしょうから、ミクロにみるとサービス業に偏る集団は力を失うと思います。さもなければ、どこからか知識を盗むわけで、それが奴隷の行動による知識なら最悪です

Posted by: 福田 | April 18, 2013 at 10:46 PM

うーん、自分も技術で飯を食ってるんでそういいたいところもなくはないですが、事情はもっと違うのかもしれません。
先進国になればなるほど、サービス業の比率が高まり、技術の価値が低下していくって傾向があるんです。また技術もサービス業化するという側面もあって・・・。見方を変えれば技術だって物とサービスを提供する要素にすぎないのかもしれません。

Posted by: Ohya(秋本) | April 20, 2013 at 04:20 PM

技術もサービス業となってるんですよね。
都市部は先進国と言われる国とにています。
サービスにしたって、サービスそのもを商品化するサービス業なんてのもある訳で、どんどん他人任せ、搾取の方向が強まり、何もかも空洞化して、表面を取り繕うだけの空っぽの国になって行くみたいです。
まるでエホバの証人です。

Posted by: | April 21, 2013 at 04:42 AM

すみません
何か止めたみたいですね

Posted by: 福田 | April 30, 2013 at 05:33 PM

人の悪いこと言ってると
感謝の気持ちを忘れて貧しい人生になりますね

Posted by: ふくだ | May 07, 2013 at 10:48 PM

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